ikoi-labo

ひとやすみ
  いろんな色があっていい

Profile

前職
大手運送会社事務
7年勤務後、休職
休職期間
1年ほど 現在も休職中
年齢
27歳

ー休職しようと思った理由を、教えていただいてもよろしいですか?ー

労働環境など、理由はいろいろあるのですが、大きな理由としては ある本を読んで、僕は自分の人生のかじを掴んでないと感じたことがきっかけですかね。

その本は「7つの習慣」で、結構ポピュラーなんですけど・・・ 学生の時に一度買ってるんですが、ずっと読まなくて、25歳ぐらいの時から少しずつ読むようになったんです。
学生の時に買ったので古いタイプで、今は新しいデザインのやつも持ってるんです。だからこの本が2冊あります。

第一の習慣「主体的であれ」と書かれていて、僕は主体的じゃないと思ったんです。 これがやめるきっかけで、1月25日にやめる決断をして、1月末の面談でやめることを上長に伝えました。
退職届の出し方は、管理職のため聞かれることも多く、やり方などは大体知っていました。
やめると言ってから、退職間際で転勤があったんです。 転勤先には入社1年目にお世話になった上長がいて。多分、会社的には辞める前に心変わりをしてほしかったんだろうけど・・・ 転勤先でもやめますって言い切りました。有給消費もふくめ3月15日で会社をやめました。

やめると伝えてからは、すごく気持ちが楽でした。 でも、退職してからは虚無感が強くて、やめてから数日間は予定を立てないと動くことが出来ませんでしたね・・・。

ー休職中、どのようにして過ごされていましたか?ー

4月に入って、転職活動に入って、エージェントなどに登録し、求人を見てはいたのですが、良いと思うものがなくて眺めるだけになってしまっていて。
カフェのバリスタもいいなと思って、実際にお店に足を運んだのですが、決めきれませんでした。これもあって、就職から手を引きました。

先ほどお話した書籍の「7つの習慣」には「7サロ」というものがあって その中で、八木仁平さんがやられている、世界ーやさしい「やりたいことの見つけ方」の本を知りました。
その本は最後にワークがあるんですけど、それをやってみても納得いくものが掴めず、 もっと自分を知る必要性があると思い 本の八木さんがやっている、「自己理解プログラム」があると知り、6月12日から3ヶ月のプログラムを受講しました。 受講した結果ですが、最終的には自分がやりたかったことに気づき、行きたい方向性を絞ることが出来ました。

ー休職するにあたって一番の課題は何でしたか?ー

自分のやりたいことを具体的にできたけど、求人がなくて、なかなか働く場所を見つけられないでいたことですかね。
そんな時に、プログラムの講師が「フォルケホイスコーレ」が合うんじゃない?と紹介してくれて。僕もそれを調べました。
元々は北欧の文化らしくて、日本にも北海道の旭川にその学校があり、いってみようと思って10月に7泊8日のコースに参加しました。

これを講師から勧められて調べた時から、共感性があって 働きたいと思ってその学校に求人がないか確認したんですが、経営は2人でやっていて、講師は業務委託していると言われました。 今後は校舎を増やす予定だからそのときに求人を出すかもと話がありましたね。
大人になってから考える時間って無いから、自然に触れて自分について考える事ってあまり無いんですよね。 周りには宗教じゃない?って心配されるけど、全然そういったものじゃないんです。
これ参加してからは何もできなくて、12月に人と話したくなって色々調べて、その流れで無職大学を知りました。 無職大学は簡単に入学ができたので、入っちゃえってノリです。情報収集と人と関わるために利用させてもらってる感じです。

今はグリーンズジョブというものにも参加しています。これも情報収集ですね。
僕は、1月24日の会を主催していた、「始まり商店街」みたいな仕事がしたいんです。コミュニティーのイベントができるような求人を探しています。

―休職期間を振り返って、どうでしたか?気持ちの変化が等ありましたら教えてください―

休職中の気持ちとしては・・・上がったり下がったりしていましたかね。
自己理解プログラムに参加して、やりたいことがわかって気持ちは上がりましたが、仕事がないとわかって気持ちが下がったり・・・。

―休職中のリフレッシュについても、参考にさせていただきたいので教えてください―

コーヒーが好きなのでコーヒーフェスティバルに3回参加したり、 サウナ好きの元同期とサウナしに行ったり、最近は釣りに行ったりしていましたね。

2023年の8月には元同期と自転車で徳島まで行こうとしてました。徳島からフェリーがでててそれで帰ってくればいいかと思って。 でも実際大変で、4日かけて名古屋まで行って諦めました。でも楽しかったです。

―休職を経験して、最後に一言、思ったことをお願いします―

肩書をとっても、僕は「ぼく」

ー取材を終えてー

「やりたい事が見つからない、でも今の仕事は自分の軸と違うことは確か。」 休職百景を見ている方の中では、そのように考えている方も多いのではないでしょうか。
そうは思っていても、中々踏み出せない人が多い中 Cream Sodaさんは、本当にやりたいことの他、自分の軸を探すため 一旦休むという選択を取られた勇気ある一人。

今回の取材では、国内にある支援サービスについて詳しく教えて頂きました。 悩んでおられる方も、こちらのサービスを一度見てみてはいかがでしょうか。
ただ休職に関しての一番の課題である「お金」「制度」に関しては、本当に色々調べてからやめるべきであったとも語られていました。 休むことを検討される人にとって、Cream Sodaさんの意見が少しでも参考になりますように。 インタビュー、ありがとうございました!

Cream Sodaさん、参考になるお話本当にありがとうございました!