急がなくてもいい。
少しずつ、自分の好きな道を
- 前職
- 転職エージェント 営業・アドバイザー
- 休職期間
- 新卒で入って1年半働いた後、半年間キャリアブレイク
現在は、カフェやレンタルスペース等を運営する会社へ転職 - していた事
- 四国一周、キャリアスクール、アルバイト、チャイブランド立ち上げ
Profile
Profile
前職は人材紹介会社で転職エージェントとして働いてました。
私としては、営業とキャリアアドバイザーという形で、求職したい、転職したいという人のお手伝いをしていました。
最初は大学の時に就活してて。教育学部だったんですけど1回企業で働きたいなって思ったんです。
でも、その時は他の業種というより、人材に興味がありました。
今の環境で働き続けた先に何か自分の理想とか、向かいたい未来に繋がってないなっていうところを感じて・・・
そこに対して、すごいずっとモヤモヤはあったんですけど、中々辞めるっていう決断が出来なくて。
これは本当に感覚的な感じになっちゃうんですけど色んなタイミング、お客様との関係性だったりとか、自分の成果とか
いろんなタイミングな節目で、今かもしれない、これならもう迷わずに辞めれそう
みたいな時期があって、上司に伝えて退職したという感じですね。
後半は四国を一周していました。 仕事辞めて旅行に行こうと思うことは、逆に言うとあんまりなくて、 キャリアブレイク前半を振り返ると自分が何かを見つけなきゃみたいな感じ。
キャリアスクールとかにもはいったし、元々辞めた理由も 自分の理想の未来につながってないんじゃないかと言う気持ちがありつつも どういうのが理想なのかとかも、自分の中でまだはっきりしてなくて
その時すごい流行ってた、旅しながら働くとか、スキル取得とかがSNSとかで結構言われがちで ライティングとかWEBデザインとか学べるようなスクールに入ったり、 カメラ等を自分の仕事にもしていけるように、みたいなところで最初の方はやってたんですけど、それプラスで働いていたので若干アルバイトみたいな感じでした。
自分の心も常に「何かしないと」と焦りがあるみたいな感覚でしたね。
そんな時に、突然、本当感覚なんですけど、
以前結構旅をしてて、1回だけ和歌山まで原付で行ったことがあって、
その時が楽しかったのを覚えていて。
今時間もあるし、旅に行きたいとかはその時まで思ってなかったんですけど、
急にもう1回、バイク乗りたいなって思ったのがきっかけです。
結構、自分の旅に行きたいっていうタイミングは、いつも舞い降りてくるもので、
そこの行きたいって思った時が行きどきだっていうのを大学時代過ごして思ったので、
キャリアブレイク中も、旅行も、しようと思えば最初の選択としてできたとは思うんですけど、その時の自分としては、今は行かないっていう選択を自分はしていました。
突然、またそういう旅行に行きたいっていうタイミングが舞い降りてきてきて。
まず旅に1週間ぐらいなんですけど行ったという感じになります。
そうですね、後半旅に出てから、結構変わって。
本当に久々の感覚。旅に出て、なんか何の制限とかもなく自分の泊まりたいとこに泊まって景色見たりして
こんな感情を、社会人になってから味わってなかったなってすごく思いました。
目的とか理由はやっぱり、社会人になると求められるので、
やめた直後は何か理由をつけて、キャリア学ぶからやめるとか、やっぱりそういう理由を求めてしまってたんですけど
旅に出るのはいつも理由は私にはなくて、行きたいからただ行くっていうスタンスなので、
同様に自分の頭じゃなくて心を大切にしていきたいなって気付きましたね。
帰り道の徳島から一周した後の香川らへんで、もう働きたいなって。
しっかりリフレッシュもできたし、沢山のんびりもしたし、色々景色とかも見れてもう1回、「働く」をしたくなりました。
まだ自分は前に進みたいというか自分がその時点で結構回復できた感じがあって、
働きたいという気持ちになり、そこから転職を始めるような形になりましたね。
そうです。でも、数ヶ月とか、ちょっと前とかにも、
本当にもう辞めたいなって思ってた時だったのでその時は、
まだ自分では踏ん切りがつけれない部分があったんですけど、
そこから半年ぐらい、モヤモヤを抱えながらも続けていて、「なんかここだ。」って思えるポイントが来ましたね。
頭とかじゃなくて、心で辞めると自分で決めた感じ。
前のモヤモヤの時とかは、 なんか迷いがあったりとか、やっぱり自分の中で心残りやこれは逃げなんじゃないかっていう気持ちがありました。
色んな踏ん切りがついたから、そう心で思えたんだろうなと思います。
いや、この時はありましたね。
辞める時は同期でやめた子も1人いたものの、他にやめてる人もいなくて。1年以上働くことが普通というか、親の世代や上司の世代からすると結構1年半で辞めるのって、考えられない感じで。
あと、最初は怖い部分や金銭的な不安がありました。
でも辞めて2日後ぐらいに、北野さん(一般社団法人 キャリアブレイク研究所 代表理事)のキャリアブレイクっていう言葉に出会えたのは大きかったですね。
辞めてから本当にすぐ何かしなきゃっていう焦りから、キャリアスクールに次の日ぐらいから入ったんですよ。
そこのイベント、シーライクスっていうキャリアスクールがあって、キャリア系のイベントもそこで結構やっているんですけど、そこで北野さんのオンラインイベントに出逢いまして。
アーカイブの動画を見て、キャリアブレイクっていう概念とか、そう言う名前があるとか自分を知らなかったんですけど
自分の辞めたのって「これが理由だ。」っていう、名前をつけてもらえたことに安心感が芽生えて、無職期間とか、ブランクとかをネガティブに自分も捉えてたんですけど
北野さんが言う離職、休職を肯定的に捉えるというのが自分の中でしっくり来て。
そこの繋がりで同じ境遇にある同い年の子にも会えました。
北野さんのイベントを見て、北野さんについて調べたら、ホテルをやってるのを見つけて、 ちょうど大阪、関西に住んでたので、行けるなと思い、次のお話の会が開催されるタイミングで参加したという流れです。
なんですかね。でも、大前提仕事辞めても食いっぱぐれることはないかなって笑。
生活保護とかの保証も日本だとちゃんとしてるし、実家に帰れば何とかなるっていう感じで、最後の最後を考えても、なんとかなると自分は思いましたね。
あと1社目がベンチャー企業みたいな感じだったので、先輩とかも3年とかの単位で全然辞めていくし、転職もする。
すごい大手とか公務員の方だと特別な感覚があるかもしれないですけど、私の環境の場合そこに寛容で、周りでも同じ状況が多々あったっていうのが、大きかったかもしれないですね。
休職をきっかけに、自分の軸とかに沿って生きていいんだなみたいな感覚はすごいあって、
大学卒業してから社会人になる時とかって、社会のことが分からない状態で
皆さん、結構大変な状況になりやすいのかなと思いました。
やっぱり会社に入ると、目的とか結果とか成果とかを色々求められると思うんですけど、だからお金もらえてるんだよみたいなことも言われたりとかして、
みんな働くためだけに生きてないというか、生活とか趣味とかを含めて大切にした上で、トータルが人生なんだなって思います。
休職を通して、改めて気づきました。仕事のバランスが大きすぎたけど、
もっと自分が楽しいって思えるポイントが、仕事でもいいと思うけど、生活の中とか趣味の中とかに見つけれたらすごい人生もっと豊かになるんじゃないかっていう風に思います。
もっと自分の豊かさとか幸せが何かっていうのを、固定概念とかを抜きにして考えられた期間だったかなって感じます。
あっていました。でも、逆に全く働かないっていうのも、私にとっては豊かじゃなかったというか。
程よく、キャリアブレイク中にずっとゲストハウスのスタッフをしたりとか、人の手伝いしてたり、週20時間は働いてて。
やっぱり本当に1日何もしてないと、逆に自分の存在が分からなくなってきた部分はあって。
自分はほどよくは働いてたいなっていうのは思いましたね。1日何の予定もなく、寝て過ごすとかはないです。
やっぱり結構皆さん言うことだと思うんですけど、何もしないと虚無というか飽きてきて
逆にもっと自分が不安になってしまうというか。
活動的な人がキャリアブレイクする時って、自分で事業とかを始めたり、
やってみたかった企画を実行するとか、全然お金になるとかを考えず人のためになるアイデアを始めてみるみたいなとか、自分が作る側に回ることが多いイメージがあります。
私も作ることをしたいなみたいな気持ちがあって。
前職だと営業職とかで人材紹介って、何かを生み出すっていうよりかは会社を繋げて
それがお金になるっていう形なので、作り手要素は結構あんまりなくて。
なので自分のアイデアを出発点にして活動したり、チームで動くことをやってみたいなっていうのはすごい思っていたので、それができそうだなと思いました。
参加していた「チャイギフト」を作るプロジェクトのテーマも、休むためのチャイみたいなところで。本当に社会人になると、みんな無理しすぎてる人がすごい多いなって思ってて、 そういう人に声をかけたいけど、どう声を掛けたらいいかわかんないみたいな時に 渡せるギフトとかあればいいよねっていうので、チャイを入れる時間が心の余白とか機会になればと思いを込めて作ったんですけど、本当に、身内の方以外からも、結構支援もあったのでそういう場が必要なのかなって思いましたね。
そうですね、働いてたゲストハウスとか、アルバイトしてたバーとか
常連さんとかが集まる場だったり、近所の人もいるし、宿泊してる人もいるし、みたいなが場が周りにあって。
日常で雑談できたりとか1個、会社と家以外の場があるだけで私は心の結構豊かさが違ったりとかしたので、
私は人の居場所的な、場作りとかに興味があるのかなって感じました。
あとは前職がプレイヤーというか、個人目標を掲げたり個人で表彰されたりとかでチームでの活動とかもなくて、個人プレイヤーとしての営業マンっていう感じだったんですけど。
どっちかというと、私はチームで1個プロダクト、サービス作るみたいな方がしたいなって思いがあったので、次の職種もその方向性で考えてました。
常になんか焦りと不安をずっと持っていたとは思いますね。
それを考えさせないように私は結構動いちゃう派で。逆に休むのが最初できていなかったんじゃないかなって。でも、本当の意味での休むとか、感性取り戻すのに気づけたのが、旅だったっていうのでそれまでは不安とかがずっとあったけど、それを紛らわすために、人と会ったりとか、
京都に住んでたんですけど旅をして、京都の山登ったりとか、京都の鴨川を散歩したりとか、料理したりとかそんな時間がめっちゃ増えて、そこにすごく尊さを感じましたね。自分のやりたいことって意外とちゃんと自分の中にあるなって。
そうですね。1番やっぱり不安だったのは社会保険や住民税とかで
自分が会社員だと勝手に引かれているお金がどれぐらいあるかとか、失業保険もらうの初めてだし、初めてだからこそ
具体的にやっぱどれぐらいお金がかかるとか、保険はどれぐらいってもらえるのかっていうのが、 結構事前に明確でなかったので常に不安だった所はあります。
ありましたね。そこだけは辞める前に、金銭関連だけは調べてて
失業保険の大体月貰える額やブレイク中にバイトしていい期限、その申請方法などについてやめる前にyoutubeなどでめっちゃ調べてましたね。
半年ぐらい住んでいけるお金があればどうにか大丈夫という感覚だったかもしれないです。
でも、同世代は基本同じ悩みで。お金はキャリアブレイクする上で同じ世代だとネックになってる感じがします。うん。
世代によるキャリアブレイクの悩みって実際めちゃめちゃあるなって思ってて。
でも、前に転職エージェントで働いてた時に年齢が一定を超えると、転職が一気に厳しくなったりするなど現実が実際あることを目の当たりにしました。
実際35歳とかで立ち止まりたいタイミングがくる人もいるだろうし、でも、それがネックでできないっていう悩みもあります。
20代よりも沢山守るものが増えすぎて休みたくても休めなくなる。簡単に立ち止まれなさそうだなって。
めちゃめちゃ悩んでる人いっぱいいると思います。
怖いものが良くも悪くもなくなって。
意外と大丈夫だったなって思いました。
世間のこうした方がいいとかに囚われないで良くなったっていうのは、すごく自分の中では大きかったですね。
3年働くべきとか、スキルつけるべきとか色々あるけど、
それ以外に大事なものって結構自分の中にあるし、そこを選んでも結構、みんな何とかなってるなと思いました。
それはやめないと、多分わかんなかったことですね。
「人生に無駄はない」
私はこの言葉が座右の銘なんですけど、今まで私は色々やっては辞めたりもしたことも多くて、
迷いながらこれでいいのかな?とかあったけど結局なんか無駄なことはなくて。
キャリアブレイクしたことと、ブレイク中に出会ったこととかの伏線が回収されてきたりもするから、合理的な考えになりすぎず無駄を楽しんで!と自分も含めて思いました。
仕事を辞める、なかなか怖くて出来ない選択ではありますが
一旦やめてみると、色々見えてくる世界があるようです。
仕事をする以外にも、キャリアスクールに入る、旅行に行く、自分の好きな分野のところでバイトしてみる、など
人生の時間の使い方は働く以外にも多くの選択肢があることを、えっちゃんさんは教えてくれました。
自分にエンジンがかからない時は、心のガソリンを溜める必要があるのかもしれません。