
通貨単位はトゥグリク(TgまたはMNT)。100Tg≒6.1円、US$1≒約1940Tgで、日本円100円に対しては約1643Tg(2015年1月22日現在)。首都の銀行やホテルなどでは日本円からの両替も可能だが、地方では基本的にUSドルのみ両替可能。小額のTgの再両替は不可能。モンゴル通貨の国外持ち出しは高額でない限り可能。
また、一般的にチップの習慣はない。高級店での飲食費やホテル宿泊費などにはあらかじめサービス料が付加されている。特別なサービスを受けたときや、無理を通してもらったときには気持ちで渡そう(目安は簡単な食事ができる2000~5000Tg程度)。
日本国民は、30日以内の滞在の場合、出国する予約済みの航空券か乗車券を持っていればビザは不要。それ以上の滞在や留学などにはビザが必要。パスポートの残存有効期間はモンゴル到着時に6ヵ月以上あり、査証欄の余白が2ページ以上必要。入国時に入国カードと、必要な場合は税関申告書を提出する。
政府観光省や在日本モンゴル国大使館のホームページなどで旅の情報が得られる。現地では、ウランバートルの中央郵便局、ソウル通りのアエロフロートビル内にディスカバー・モンゴリアのツーリストインフォメーションがあり、旅のサポート業務を行っている。大使館の情報は以下の通りである。
モンゴル国大使館 Embassy of Mongolia
住所:〒150-0047 東京都渋谷区神山町21-4 松濤パインクレストマンション ※金曜日はビザ業務を行わない
電話:03-3469-2088
日本との時差はウランバートルで1時間遅れ(日本が正午のとき、ウランバートルは11:00)、西部は2時間遅れ。サマータイム制はない。
成田国際空港から直行便で約5時間30分、関西国際空港から直行便で約4時間、羽田空港から直行便で約5時間(夏季定期便)。ソウルや北京乗り継ぎ便もあるが、接続に時間がかかることが多い。
モンゴルの航空会社には、ミアットモンゴル航空 、 アエロ・モンゴリアなどがある。
近年、治安は悪化傾向にあり、ウランバートルのみならずこの傾向は地方都市へも拡大している。ひったくりや強盗、殺人などの凶悪事件が多発している。ザハ(市場)やバスの中など人が多い場所ではスリの被害も多い。また、ウランバートルでは自動車の数が一気に増えたのにともない、交通事故も増加している。道路を横断する際は特に注意が必要。そのほか、ふたが開いたままのマンホールがよくあるので、町歩きの際には足元に気をつけること。
【ユースフルアドレス】
警察102、消防車101、救急車103
在モンゴル日本国大使館(011)320777
飲料水は必ず煮沸するか、売店やスーパーなどで売っているツェベル・オス(ミネラルウォーター)を利用する。湖や池の水は決して飲まないこと。
モンゴルの電圧は220V、50Hz。プラグの形状はB、B3、Cタイプ。Cタイプが主流だが、日本のAプラグもそのまま挿せるものがある。しかし万能タイプのアダプターを持参するのが無難。日本の電化製品のほとんどは変圧器がないと使用不可。
以下がモンゴルから日本に向けての電話のかけ方、日本からモンゴルに向けての電話のかけ方である。
【モンゴルから日本へかける場合】
(03)1234-5678または(090)1234-5678へかける場合
00(国際電話識別番号)
▼
81(日本の国番号)
▼
3または90(市外局番と携帯電話の最初の0を除いた番号)
▼
1234-5678(相手先の電話番号)
【日本からモンゴルへかける場合】
ウランバートルの(011)123456へかける場合
国際電話会社の番号
001(KDDI)、0033(NTTコミュニケーションズ)、0061(ソフトバンクテレコム)、
005345(au携帯)、009130(NTTドコモ携帯)、0046(ソフトバンク携帯)
▼
010(国際電話識別番号)
▼
976(モンゴルの国番号)
▼
11(頭の0を取った市外局番)
▼
123456(相手先の電話番号)